「Fatigue-resistant Additive Manufacturing Materials」
2025年9月19日(金)~20日(土)、成都市においてNSFC-CAS-JSPS共同シンポジウム「Fatigue-resistant Additive Manufacturing Materials」を開催しました。本シンポジウムは、JSPSのカウンターパートである中国国家自然科学基金委員会(NSFC)、中国科学院(CAS)と共同で2013年から開催しているもので、今回で通算9回目の開催です(2020~2022年度は新型コロナウイル感染症の影響により未開催)。今年は、JSPS中国同窓会副会長であり、四川大学教授でもある王清遠先生がシンポジウム全体のコーディネーターを務めました。「耐疲労性のある付加製造材料(Fatigue-resistant Additive Manufacturing Materials)」をテーマとし、日本、中国の計18名の方々より講演いただき、各研究機関に所属する研究者、博士研究員、大学院生等、延べ100名以上に出席いただきました。
まず、実施機関を代表して四川大学科研院基金与成果管理部:袁晶副部長より挨拶の後、本シンポジウムの主催者である、NSFC国際合作局アジア·アフリカ·国際組織処:張洪亮処長、及びCAS国際合作局アジア·アフリカ合作処:陳海濤業務主管よりご挨拶いただきました。JSPS北京研究連絡センターからは山口英幸センター長が登壇し、開会の挨拶及びJSPSの実施している事業について説明を行いました。
2日間の日程で実施された各セッションでは、日本から参加された8名の研究者を含む計18名の方々が登壇し、講演を行いました。
| 立命館大学 酒井達雄 名誉教授 |
徳島大学 村上理一 名誉教授 |
| 岐阜大学 植松美彦 教授 |
福岡大学 山辺純一郎 教授 |
| 九州大学 笠間清伸 教授 |
長岡技術科学大学 大塚雄市 准教授 |
各セッションに設けられた質疑応答の時間には、会場の参加者から様々な質問や意見が寄せられました。また、ティーブレイクにおいても盛んに意見交換が続き、日中の研究者同士が積極的に交流し、親睦を深める貴重な機会となりました。
| 質疑応答の様子 |
日本からの研究者、四川大学・何超教授等との集合写真 |
その後20日には、四川大学歴史館や建築環境学院の実験室の見学も行われました。
王清遠教授並びに何超教授、研究室の皆様には、多大なるご尽力をいただき誠にありがとうございました。JSPS北京研究連絡センターは、今後も日中研究者間の活発な研究交流の場として、本シンポジウムを継続的に実施し、発展させていきたいと考えております。
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