2025年2月14日(金)、韓国・ソウル市の建国大学において、2025年冬季韓日共同シンポジウム「低炭素畜産技術動向および政策方案」を開催しました。共催機関は韓国畜産経営学会であり、研究者・学生等約60名が参加しました。
開会式では、本シンポジウムのコーディネーターである建国大学のヨン・ギュヨン教授(JSPS韓国同窓会員、韓国畜産経営学会長)より歓迎の挨拶、JSPS韓国同窓会長である延世大学のキム・テクジュン教授より開会の挨拶があり、続いて建国大学のキム・ミンギョン常虚生命科学大学長、在大韓民国日本国大使館の田村哲之一等書記官、当センターの今城佳奈子副センター長より祝辞が述べられました。その後、当センターの杉浦南美国際協力員より、JSPSの概要と韓国と関係のある主要な国際交流事業について紹介がありました。
キム・ミンギョン 学長 |
キム・テクジュン 韓国同窓会長 |
ヨン・ギュヨン 教授(コーディネーター) |
田村哲之 一等書記官 |
今城佳奈子 副センター長 |
杉浦南美 国際協力員 |
講演のセッションでは、日本からの研究者2名(帯広畜産大学の仙北谷康教授、東北大学の盧尚建教授)、韓国の研究者1名(国立農村振興庁畜産科学院のイ・ソンデ研究官)による日本・韓国や世界の低炭素畜産技術動向に関する講演が行われました。
終盤では、JSPS韓国同窓会のクォン・ジュンギ副会長を含めた5名の研究者による、「低炭素畜産を進めていくにはどうするべきか」をテーマとしたパネルディスカッションが行われ、専門分野の異なる視点から意見を交換しました。
パネルディスカッションの様子(左から2番目がクォン・ジュンギ副会長) |
2025年は、日韓国交正常化60周年という節目の年です。JSPS北京研究連絡センターでは、これからも韓国の研究者の方々がJSPSの各種国際事業採用期間が終了した後も日本との学術・研究交流を継続していくことができるよう、JSPS韓国同窓会シンポジウムを含む各種同窓会活動への支援を続けてまいります。
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