2024年12月20日(金)陝西省西安市の西安交通大学において、JSPS中国同窓会陝西支部シンポジウム「ゼロカーボン建造物とゼロカーボンシティ」及びJSPS事業説明会を開催しました。
JSPS中国同窓会シンポジウムは、例年、JSPS中国同窓会会員からの申請を受けて開催しているイベントであり、今回は、西安交通大学の顧兆林教授がコーディネーターを務めました。会場となった西安交通大学の会議室には、研究者や学生・留学生約40名が集いました。
シンポジウムの冒頭では、顧兆林教授による挨拶の後、JSPS北京研究連絡センターの今城佳奈子副センター長が登壇し開会の挨拶を行い、続いて杉浦南美国際協力員がJSPSの実施している主要な国際交流事業について説明を行いました。事業説明と関連し、JSPS中国同窓会陝西支部長である陝西師範大学の王国棟教授によるJSPS国際交流事業を通じた自身の日本における経験についての紹介がありました。
顧兆林教授(コーディネーター) |
今城佳奈子 副センター長 |
その後、各研究者による講演が行われ、講演後には活発な質疑応答・意見交換が行われました。
シンポジウムの開催に先立ち、西安交通大学の顧兆林教授と王宇鵬教授による人居環境・建築工程学院7号館の見学が行われました。当該建物は、低炭素実験建築として西安交通大学の教員と学生のチームによって設計され、太陽エネルギー、地熱エネルギー、風力エネルギーなどの自然エネルギーの転換システムが各所に施されており、低炭素建築科学技術の研究開発と実践的な教育を行っています。
JSPS北京研究連絡センターは、JSPS中国同窓会シンポジウムを含む各種同窓会イベント活動を通して、多くの中国の研究者に日本との学術・研究交流を選択してもらえるよう、引き続き支援を充実させてまいります。
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