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2018 NSFC-CAS-JSPS共同シンポジウム

「プレシジョン・メディシン時代における革新的医薬品の創薬と開発」

2018年10月12日(金)、天津市の海河假日酒店にて、国家自然科学基金委員会(NSFC)および中国科学院(CAS)との共同シンポジウムを開催しました。第6回目となった今回は、日中平和友好条約締結40周年事業の一環として、JSPS中国同窓会会長の孔徳新教授(天津医科大学)のオーガナイズにより執り行われました。

全体集合写真

開会式では、まず、孔徳新教授による開会の挨拶と、本シンポジウムの目的、そして日中双方の登壇者の紹介がありました。その後、共催機関であるNSFCの張永涛 国際合作局亜非国際組織処処長およびCASの陳海涛 国際合作局亜非処業務主管、天津市留学経験者連絡会よりそれぞれ挨拶があり、これまでの交流の軌跡と、発表されたばかりの京都大学の本庶佑 特別教授のノーベル医学・生理学賞受賞について言及し、また本会の成功と今後の交流に期待を示しました。最後に、本会の廣田薫 北京研究連絡センター長より、挨拶と事業紹介を行いました。

開会式で挨拶をする孔徳新教授 開会式で事業説明を行う廣田薫センター長

本シンポジウムは、日本から医薬分野の研究者5名が、また、中国側からも6名の研究者・専門家が登壇し、各講演に対し、研究者だけでなく学生からも質問があり、有意義なシンポジウムとなりました。各講演者のタイトルは以下の通りです。

※プログラム(講演順)
矢守隆夫 医薬品医療機器総合機構 理事、審査センター長
Regulatory challenge of developing new innovative medical products

陳忠 浙江大学 教授
Dissection of the role of cell type specific histamine receptors in central nervous system disorders
遠藤玉夫 東京都健康長寿医療センター研究所 所長代理
Disease mechanism in congenital muscular dystrophies: linking pathogenesis to therapeutic targets
潘景軒 中山大学 教授
Identification of therapeutic targets in leukemia stem cells
浦野泰照 東京大学 教授
Novel fluorogenic probes for intraoperative rapid imaging of tiny tumors
劉新泳 山東大学薬学院 院長
Antiviral drug discovery and drugability evaluation of some small molecule inhibitors
中村浩之 東京工業大学 教授
Current status and future aspect of boron neutron capture therapy
劉長年 TASLY(天士力)グループ米国支社 専門家
Current status of anticancer drug discovery and development in global
川田学 微生物化学研究会微生物化学研究所 部長
Development of a novel anti-Helicobacter pylori drug originated from a natural compound
邱峰 天津中医薬大学中薬学院 執行院長
Withanolides from physalis genus and their antitumor activities
尹海芳 天津医科大学 教授
Development of targeted drug delivery systems

講演者の方々
会場の様子 質疑応答の様子