2017年11月11日(土)、JSPS中国同窓会2017理事会·総会·セミナーを貴州省貴陽市の貴陽大成精舎酒店で開催しました。
総会に先立ち開催された理事会には、残念ながら孔徳新会長はけがにより出席が叶いませんでしたが、会長に代わり、副会長及び支部長の3名が出席しました。杭州電子科技大学教授の範作氷 副会長により議事が進行され、2017~2018年度事業報告·計画等について意見交換が行われました。
理事会に続いて行われた総会では、範副会長および廣田薫北京研究連絡センター長から挨拶がありました。続けて、Bridge Fellowship Programの採用者による研究報告を行い、華東師範大学教授の楊彪 上海支部会長から、同事業での具体的な研究成果や交流活動について、スライドを交えた報告をいただきました。前週に十周年記念イベントが行われ、多くの同窓生がそちらに参加したことから、今回の総会への参加は13名にとどまりました。
一方、午後のセミナーは貴州大学教授の文暁鵬 副会長の司会により行われ、日本から1名、中国から1名の講演者を招いてご講演いただきました。櫻井隆 東京工業大学地球生命研究所事務部門長は「太陽の様々な変動と地球環境」というテーマで、太陽の変化による地球環境への影響についてお話しいただきました。また鄭強 浙江大学副書記には「中国の高等教育の現状と展望」というテーマで、中国の高等教育の概観とこれまでのご自身の取り組みについてご講演いただきました。約200名の聴衆が集まり、セミナーは盛況のうちに幕を閉じました。
総会·セミナーは中国各地の中国同窓会会員が所属する機関や研究分野を超えて集まるため、普段は交流の機会が少ない会員同士でも様々な交流ができる貴重な機会となっています。全体を通じて、今回も参加者間で大変有意義な時間を過ごすことができました。
JSPS中国同窓会は日中両国間の学術交流の発展に寄与する目的で2011年11月20日に設立され今年で8年目を迎えます。会員は約1,300名と現在も増え続けており、各国で組織されたJSPS同窓会の中で大規模な同窓会です。北京研究連絡センターでは今後も中国同窓会の活動を支援していく予定です。会員の皆様はじめ、どうぞご参加ください。
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