2013年12月7日(土)、第4回JSPS中国同窓会理事会、総会を広東省生態環境与土壌研究所(広東省広州市)で開催し、会員ら約40名が参加しました。また、今回はJSPSタイ同窓会のBussaba Yongsmith会長も総会に出席いただき、他国同窓会との交流も深めました。
JSPS中国同窓会は、2010年の設立以来、会員間の相互交流と友好、日本と中国の相互理解と友好関係の促進を目的として、様々な活動を行ってきました。活動の中でも、年に一度開催する理事会と総会は、同窓会の活動方針を話し合うとともに、会員相互の交流を深める場として重要なものです。今回は、広東支部の陳能場支部長から会場の手配や準備などに多大なるご協力をいただきました。
総会に先立ち開催された理事会には、余翔会長をはじめ、副会長、理事兼支部長の10名が出席しました。今回は、「会長会議(2013年6月開催)の報告」、「次期会長候補の選出について」、「同窓会役職の改訂について」、「今後の活動について」の4つの議題について意見交換を行いました。特に、2014年11月で交代となる会長の候補者選出については、これまで5名の会員から立候補があり、どのような選出を行うか慎重な意見交換が行われました。また、同窓会役職の改訂については、今後の同窓会活動をより活発化させるための組織づくり、役職員の役割などについて具体的な意見が多く述べられました。同窓会設立から3年を経て、今後は支部ごとの活動がさらに活発化していくことが期待されます。会員名簿がほぼ整ったことで、各支部での会員の把握が可能になりました。今後は、役職の見直しや役員の果たすべき職責を同窓会会則に明記し実効性を高める等、支部会の活動の支援を積極的に行っていく方針が固まりました。今後は、これらの方針にそって、会則の改訂など必要な手続きを進めて行く予定です。
理事会に続いて行われた総会では、王金清副会長の司会で行われました。はじめにJSPS国際事業部の加藤久部長から「JSPS中国同窓会総会を通じて、会員同士の交流が図られ、日中の学術交流がさらに発展することを期待します」とご挨拶をいただきました。余翔会長のあいさつに続き、JSPSタイ同窓会のBussaba会長からもご挨拶をいただきました。2013年2月にタイ·バンコクで開催されたタイ同窓会には余会長が招待いただいており、それ以来、中国とタイの同窓会で相互交流が図られています。Bussaba会長からは、タイ同窓会の活動内容について、同窓会設立以前からJSPS事業により日本に滞在した経験のある研究者のネットワークが築かれていたことや、毎年開催される総会、シンポジウムの様子なども紹介していただきました。
つづいて、余会長から、理事会の報告と今年度の活動報告、2013年Bridge Fellowship Programの採択結果などについて報告がありました。最後に、広東支部会の陳能場支部長が、ご自身がJSPS外国人招へい事業で日本に滞在された経験などを紹介し、日中共同研究を今後も継続し相互交流を深めていきたいと、閉会の挨拶を述べられました。
午後のシンポジウムを挟んで行われた交流会では、専門分野を超えて会員同士の交流が図られ、親睦を深めました。
左から:余翔会長、Bussaba会長、加藤JSPS国際事業部長、和田センター長 |
JSPS北京研究連絡センターでは、今後もJSPS中国同窓会事務局として総会、支部会の運営などを行うなど、支援をしていく予定です。 |